第4章 操作方法
4-3. デバイスの設定

4-3-19. BKS-R1617/R1618/R3219/R3220/R1621

一部の設定項目は、 "4-3-1. 全デバイス共通設定項目"、および "4-3-15. コントロールパネル共通設定項目" に含まれますので、 そちらもご覧ください。

なお、ファームウエアは V1.06 以降を使用して下さい。

BKS-R1617

BKS-R1617、BKS-R1618、BKS-R3220 (Button per Source モード)、BKS-R1621 は 16 個、 BKS-R3219 は 32 個のボタンを設定することができます。
BKS-R1617 と BKS-R1621 では、16 個のボタンそれぞれに Source と Destination の両方を設定することにより、両機の 16×16 モードを使用することができます。

BKS-R1617、BKS-R1618、BKS-R3219、および BKS-R1621 では、BKS-R1617 と BKS-R1621 のみに存在する一部の項目を除いて、BZR-2000 における設定項目は同じです。
各設定項目は、"Panel" など 6 つのタブに分割されています。

Panel タブ

Mode:
コントロールパネルの親子設定を選択します。
Stand Alone(単体)、Mother(親機)、Daughter(子機)の選択を行います。
Block:
親子のブロック番号を選択します。 Mother 選択時のみ操作可能です。
Daughter 選択時は、所属するブロックの番号が表示されます。
Mother ID:
自局の Mother の ID を設定します。 Daughter 選択時のみ操作可能です。

Layout: (BKS-R3220 のみ)
操作モードを選択します。
Type + Number:
Source と Destination をタイプと番号で指定し、TAKE 操作で切り換える。
Button per Source:
Source と Destination をボタンで直接指定して切り換える。

Destination:
"4-3-14. コントロールパネル共通設定項目" を参照してください。

Function タブ

Function: (BKS-R3220 を除く)
コントロールパネルの機能モードを選択します。
Normal:
通常のコントロールパネル機能。
4 Destinations:
4系統の Destination に対する Source 選択機能。

4 Destinations の場合、4系統の Destination に対する 4 Source 選択 (BKS-R3219 は 8 Source 選択)パネルとして動作します。
4つのブロックの Destination は、現れた Destination 設定ボックスに設定します。

4 Destinations

Phantom Change:
ファントムの切り換え操作に対する動作を指定します。
Enable(チェックあり):
ファントム設定に従って切り換えを行う。
Disable(チェックなし):
ファントム設定を無効にする。

Route Change:
Route Change 機能の可否を指定します。
Enable(チェックあり):
Route Change 機能は有効。
Disable(チェックなし):
Route Change 機能は無効。

Destination Assignment: (BKS-R1617/R1621 のみ)
コントロールパネル上での、Destination の変更操作の可否を指定します。
Enable(チェックあり):
Destination の変更操作を許可する。
Disable(チェックなし):
Destination の変更操作を禁止する。

Level Mode: (BKS-R3220 のみ)
TAKE 時の、Level 変更操作のモードを選択します。
Single:
択一モード。
Multiple:
複数選択モード。

Display タブ

Display Mode:
コントロールパネルのボタンにクロスポイントステータスを点灯表示するか、 押したボタンを点灯させるかを選択します。
Status:
ステータスを点灯。
Prompt:
押したボタンを点灯。

Description Name: (BKS-R1617/R3220/R1621 のみ)
16 文字の Description Name を4桁の表示器に表示する際の短縮規則を選択します。
2+2 Char:
先頭の2文字と最後の2文字を連結して表示する。
4 Char:
先頭から4文字を表示する。

Illumination Level:
ボタンの明るさを、8段階で調節します。

Protect タブ

Protect Mode:
プロテクトを無視するか否かと、プロテクトを解除できるか否かを選択します。
Normal:
無視しない。解除もできない。
On Air:
無視する。解除はできない。
Flexible:
無視しない。解除はできる。
Flex OA:
無視する。解除もできる。

Phantom Protect:
プロテクトされている Destination に対するファントムの振る舞いを選択します。
Partial:
プロテクトがかかっていないファントムのみを切り換える。
Full:
ファントムの切り換えの中にプロテクトが ON の切り換えが含まれる場合、 全ての切り換えを行わない。
Button Link:
プロテクトボタンが ON の場合、全てのファントム切り換えを行わない。

Monitor タブ

Signal Monitor:
Routing Switcher System の入力・出力をモニターする機能の可否を指定します。
Enable(チェックあり):
モニター機能は有効。
Disable(チェックなし):
モニター機能は無効。

Destination:
Signal Monitor 機能を実現するために「モニター出力」として割り当てる、S-BUS で接続されている Routing Switcher System の出力のうち、 1つの出力端子名称を設定します。

Monitor Destination:
ここへ設定した Destination に連動させて、Panel タブの "Destination:" に設定されている Destination に対応する Source を自動選択します。

Monitor Source Offset:
Monitor Destination に接続されている Source 番号に対する、自動選択させる Source 番号へのオフセット量を、0〜1023 の範囲で指定します。
ゼロの場合、"Monitor Destination:" と "Destination:" とは常に同じ Source が選択されます。

Tally タブ

Tally Groups:
スイッチャー・タリーと連携させるための設定を行います。
BKDS-7700 と連携する場合は、Group 1, 2, 3, 4 のみが有効です。


BKS-R3220 には、2種類の操作モードがあります。

BKS-R3220 Button per Source mode

BKS-R3220 の Type + Number モードでは、ボタン設定の代わりに、 下図の様にボタンに割り当てられている Type 名称を表示します。

BKS-R3220 Type + Number mode

0-F/G-V: (BKS-R3220:Type + Number モード時のみ)
Layout が Type + Number モードの時、Type 名称の前半 16 個、 後半 16 個の表示を切り換えます。