第4章 操作方法
4-4. 新しい 2 次局機種の設定画面の追加

S-BUS システム上に、BZR-2000 がデフォルトのままでは認識しない、Sony 製の新しい 2 次局機種や特注品 2 次局機種がある場合、それらのための設定画面を追加することができます。 V1.40 以降の BZR-2000 には、その設定画面を追加するためのソフトウエアが付属しています。
但しそれらの機種は、内部のデータ構造が標準の機種との互換性を持っている必要がありますので、 Sony の担当者から各機種に関する詳細な情報を得た上で操作を行ってください。

4-4-1. 起動方法

  1. BZR-2000 を停止させる。
  2. スタートメニューの BZR-2000 のプログラムグループで、"New Model Configuration" をクリックする。

4-4-2. 操作手順

本ソフトウエアを起動すると、下の様なウインドウが現れます。

新しい 2 次局機種の設定画面の追加

  1. "New" ボタンをクリックする。
  2. "Classes" 項で、追加する設定画面を次の 4 種類から選択する。
    Routing Switcher
    Location、Level、Switching Field の設定が行えます。
    Standard Control Panel
    BKS-R324xA シリーズを除く Sony 製の Control Panel と同等の設定が行えます。
    BKS-R324xA Style Panel
    Sony 製 BKS-R324xA シリーズ Control Panel と同等の設定が行えます。
    From Device/To Device Only
    上記いずれも該当しない場合に選択します。
    From Device/To Device 操作により、BZR-2000 を利用した設定データの保存・復元が行えます。
    どれを選択すべきかは、Sonyの担当者にお尋ね下さい。
  3. "Classes" 項で "From Device/To Device Only" を選択した場合、"Types" 項で、 その設定画面に該当する機種のタイプを、次の 3 種類から選択する。
    Routing Switcher
    ルーティングスイッチャ
    Control Panel
    コントロールパネル
    Other
    その他
    "Classes" 項で "From Device/To Device" 以外を選択した場合、"Types" 項は自動的に設定されます。
  4. "Model Name" 項に、機種名を入力する。
    半角英数文字で入力して下さい。
  5. "Code" 項に、機種コードを入力する。
    本項右の "DEC" または "HEX" いずれかを選択することにより、 それぞれ 10 進数または 16 進数で入力することができます。
    当該機種の機種コードは、Sony の担当者にお尋ね下さい。
  6. "Model Icon" 項に、 その機種で表示させたいアイコン・ファイルのパスを入力する。
    BZR-2000に付属の既存のアイコンが使用できます。 また、独自のアイコンファイルを使用することもできます。
    "Browse" ボタンをクリックすることにより、 アイコンファイルのパスを選択できます。
  7. "Classes" 項で "Routing Switcher" を選択した場合、 入力と出力の端子数(Matrix Size)、Switching Field の設定数(Switching Field Setting)を選択する。
    "Classes" 項で "Standard Control Panel" または "BKS-R324xA Style Panel" を選択した場合は、 クロスポイント切り換えに使用するボタンの数(Button Number)を選択する。
  8. "Apply" ボタンをクリックする。

4-4-3. その他の操作

"Delete" ボタン
登録されている追加機種を削除します。
ウインドウ中央のリストから追加機種を選択し、"Delete" ボタンをクリックします。
下記の "Display All" チェックボックスを ON にした場合に表示される標準の機種は、削除できません。

"From Device/To Device Function" チェックボックス
当該機種が、BZR-2000 との From Device/To Device 機能をサポートしていない場合に OFF にします。 運用中の誤操作を防ぐための設定です。
内部のデータ構造が標準の機種との互換性を持っていない場合も OFF にしてください。

"Display All" チェックボックス
これを ON にすると、ウインドウ中央のリストに、 標準の機種を含めた全ての機種が表示されます。

4-4-4. 追加した設定画面の操作

Routing Switcher
Location、Level、Switching Field の設定が行えます。
"
4-3-12. HDS-X3400/X3600/X3700" を参考にしてください。

Standard Control Panel
BKS-R324xA シリーズを除く Sony 製の Control Panel と同等の設定が行えます。
"4-3-19. BKS-R1617/R1618/R3219/R3220/R1621"、および "4-3-20. BKS-R3216" を参考にしてください。

BKS-R324xA Style Panel
Sony 製 BKS-R324xA シリーズ Control Panel と同等の設定が行えます。
"4-3-21. BKS-R3240A/R3242A/R3248A" を参考にしてください。

From Device/To Device Only
From Device/To Device 操作が行えます。
"4-3-1. 全デバイス共通設定項目" を参考にしてください。

バイナリ編集
追加した設定画面にはすべて、下図の様なバイナリ編集領域があります。
これによって、他の標準的な設定項目以外の詳細な設定を行うことができます。
しかし、誤った設定により S-BUS システムに重大な被害を与える可能性がありますので、 設定操作に際しては、必ず Sony の担当者の指示に従うか、または Sony の担当者にお任せ下さい。

バイナリ編集領域