第4章 操作方法
- 4-3. デバイスの設定
- 4-3-13. HDS-X5800
- 一部の設定項目は、
"4-3-1.
全デバイス共通設定項目"、および
"4-3-2.
Routing Switcher/Selector/Controller の共通設定項目" に含まれますので、
そちらもご覧ください。
また、HDS-X5800 の "SYSTEM SETUP MANUAL" も併せてご覧ください。
Partition タブ

- Destination Partition 1/2/3:
- Destination を、2 つまたは 3 つのブロックに分割します。
Routing Switcher System では常に Destination Partition 1 を使用し、
他のブロックは MVS-8000 Switcher 等の拡張マトリクスとして利用します。
Reference タブ

17 出力毎に、使用する Reference を A、B、C、D の 4 系統より選択します。
Switching タブ

A、B、C、D の 4 系統の Reference 毎に、切り換えフィールドの指定や、
その他の詳細な設定を行います。
- Timing
- 信号を切り換えるフィールドを指定します。
- ASYNC:
- 切り換えコマンドを受信した時点で切り換える。
- ODD:
- 切り換えコマンドを受信した直後の
ODD フィールドの先頭で切り換える。
- EVEN:
- 切り換えコマンドを受信した直後の
EVEN フィールドの先頭で切り換える。
- FIELD:
- 切り換えコマンドを受信した後のフィールドの先頭で切り換える。
- Details
- 信号を切り換えるライン番号や、ラインの開始からの遅延時間を設定します。
- Manu ボタン:
- 押した状態で、Line と Delay の設定が行えるようになります。
- Line:
- 信号を切り換えるライン番号を設定する。
0〜1125 の範囲で設定します。
Auto ボタンをクリックすることにより、自動設定となります。
- Delay:
- 信号を切り換える、ラインの開始からの遅延時間を選択する。
30μs、15μs、10μs、Auto から選択します。
Alarm タブ

- Error Contents:
- Sync Signal 等 12 のエラー項目から選択して、
6 系統の各アラーム出力に割り当てます。
複数の項目を 1 系統のアラーム出力に論理合成して出力することができます。
- Output Logic:
- 各アラーム出力の出力論理を切り換えます。
Check OFF で LOW Active となります。
Cascade タブ

カスケード接続に関する設定を行います。
- Source:
- クロスポイント切り換えを行う時の出力信号を安定させるために使われる、
ダミー信号を入力する入力端子番号を設定します。
Cascade ボタンをクリックすることにより、カスケード入力が選択されます。
- No Equipment Slot:
- 出力マトリックス基板が実装されていて、
かつそれに対応するカスケード入力が実装されていないスロットの、
最も若い番号を設定します。
0 の選択は、出力マトリックス基板とカスケード入力が完全に対応して、
同数実装されていることを意味します。
Equalize タブ

- Bypass:
- マルチビットレート対応の入力コネクタ基板上で、入力信号のイコライジングを行うか、
イコライジングを行わずバイパスさせるかを、8 入力または 9 入力ごとに設定します。
- チェックなし:
- 自動イコライジング回路を有効にする。
- チェックあり:
- イコライジング回路をバイパスさせる。
Reclock タブ

マルチビットレート対応マトリクス基板について、
出力信号に対するリクロッキングのモードを、8 出力または 9 出力ごとに設定します。
- Signal:
- リクロッキング回路のロック条件を設定します。
- SMPTE:
- リクロッキング回路のロック条件を、SMPTE 規格とする。
- DVB-ASI:
- リクロッキング回路のロック条件を、DVB-ASI とする。
- Bypass:
- 出力信号をリクロックして出力するか、
リクロックせずにバイパスして出力するかを設定します。
- チェックなし:
- 信号を、リクロックして出力するモードに設定する。
- チェックあり:
- 信号を、リクロックせずにバイパスして出力するモードに設定する。